人間関係が上手くいかない。仕事が上手くいかない。部下が言うことを聞いてくれない。
多くの人が抱える問題の原因は『伝達力』にあります。
日本人は伝達力について何も学ばないまま大人になっています。伝達力を磨けば多くの問題は解決します。
そして、あなたの年収さえもあなたの伝達力と一致している。
最近話題の炎の講演家 鴨頭嘉人さんはこの本の中でそう言っています。
仕事はすべてコミュニケーション
「違う!なんでわからないんだ!」
多くの人はまず自分の主張を伝えるところからコミュニケーションを始めようとします。
しかし、鴨頭さんは「先に聴いてから伝える」ことを大事にしているそうです。
相手の望みを聞いてから、求めているものを与える。
コミュニケーションの順番を変えたところ、職場の環境が一気に好転し、一気に日本一の業績を達成したそうです。
仕事のすべてはコミュニケーション。問題はすべて人間が起こしている。
だからコミュニケーションが変われば、すべての問題は解決する。
伝わる話し方
アメリカでは『パブリックスピーキング』という授業があるそうです。
簡単に言うと人前で話す方法を学ぶ科目です。
それを学ぶ上でもっとも重要なのは順番だそうです。
①マインド(考え方)
②コンテンツ(内容)
③デリバリー(表現力)
この順番で学んでいくことが大切。
マインドはパブリックスピーキングの土台です。
誰のための、なんのために、どうやって伝えるのか、どんな言葉を使うのか、どう表現するのかを考える。
それが影響を与えるということです。
それがなければ、いくら表現技法ばかり学んでも身のないものになってしまいます。
まず相手の話を聞くこと、そしてマインド(理念)を徹底的に磨き、練ること。
それが伝達力を上げるポイントです。