私は音楽家ですし、舞台制作の仕事にも関わっていますが、
自分は芸術家(アーティスト) だとは思っていません。

なぜなら作品をつくったり、表現したりする時に一番に考えてしまうことは

「どうしたらお客様にウケるか?」ということだからです。

そういう意味では芸術家というよりも、
イベンター(イベント屋/興行主)としてイベントに出演しているのだと思います。

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芸術家とマーケティング

前、スノドカフェの柚木社長との対談した際に

「芸術をマーケティングすることはできるけど、
 芸術家とマーケティングは相反する部分がある」

と言われました。

バッハは
「こういう曲書けば売れるやろ」
と思って作曲していたわけではない…ということです。
(モーツァルトはそう考えていた節もありますが…) 

芸術家は

・競争に勝つことではなく、ひたすら高みを目指す。
・万人ウケではなく、普遍の美を追求する。
・成功ではなく、完成を求める。

ものなのです。

 

民衆に支持されるかどうか?

民衆に支持されるかどうかは、結果論でしかありません。

つまり、芸術家が、自分が良いと思うものを追求していった結果、
そこに民衆がついてきたかどうか?
民衆がたまたまそれを理解したかどうか?
もしくは良いパートナーと出会い、それを広めてもらえたかどうか? 
ということです。 

自ら大衆に歩み寄って、
売れそうな作品、受けそうな作品ばかり作るのは芸術家ではありません。

 

芸術とマーケティング

では、芸術は売れないで良いのか?
埋もれたままでも我慢するしかないのか?

というと、それは違います。

芸術家があまり売れることにこだわると 、良い作品は作れませんが、
周りの人が、良い作品を世に出し、広めることはできます。

つまり、良いビジネスパートナー(マーケッター、イベンター)を見つけることです。

「この作品のすばらしさ」
を伝え広めるのは芸術家本人の役割ではなく、ビジネスパートナーの役割です。

芸術家の良きパートナーは、彼はその作品のすばらしさを、
どこに?どうやって?伝えていけば良いかを考えます。 

そこがガチっと噛み合った時に、
良い作品が世に広まり、人々に受け入れられることになるのです。 





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