占い好きな人多いですよね。
私も好きです。
信じていないつもりですが、実際に雑誌の占いコーナーとかを見ると信じてしまいます。
心理テストとかもそうです。
なぜか?
それは人は「分類されるのが好き」だからです。
混沌は捉えきれない
無秩序に置かれたもの全てを把握するのは大変です。
でも、おおまかな種類ごとに並べてあったらどうでしょう?
「赤いものが●個、青いやつが●個、緑のやつは比較的大きめだな」
と、分析的に見ることができます。
人は混沌としたものを大づかみパッと捉えることができません。
そのため、そもそも分類が好きなのです。
これは人に対しても同じで、
無秩序に存在する人は捉えきれません。
そのため「あの人は男だから」「A型だから」「体育会系だから」と、
分類して相手の存在を理解しようとするのです。
自分を捉えきれない
「自分は何者なのか?」
…というのは古今東西、哲学の大きな命題のひとつです。
自分がどんな存在なのかを捉えるのは、なかなか難しいことなのです。
そこでも分類は役に立ちます。
「長男だからしっかりしている」
「A型だから細かい」
「おうし座だからおっとりしている」
と、自分を捉える時にも分類に当てはめて捉えているのです。
毎回ゼロから分析するのは大変
また人間はこれまでの経験則から予測する生き物です。
初対面の相手でも、
ゼロから相手を捉えているのではなく、
「女性だから」「若いから」と、
分類に当てはめた上で相手を理解しています。
毎回ゼロから相手を分析して、捉えるのはとても大変なことなので、
これはある意味仕方のないことです。
人は自分のことを 「決めつけられる」のは嫌いですが、
相手や自分を捉える時には分類に当てはまて「決めつけ」から入ってしまいがちなのです。