「あなたの魅力を見つけるオンラインサロン」というオンラインサロン/コミュニティを主催しています。
これからはコミュニティの時代になると言われています。
それを証明するかのように、今、日本各地でオンラインサロンが次々と誕生しています。
その会費、料金体系については、無料のところもあれば、月額100円〜 100,000円とさまざまです。
今日はオンラインサロンの料金について私が考えていることを書きます。
何に使われているのか?
1、プラットフォーム
そもそもオンラインサロンの会費は何に使われているのか?
一番大きいのはプラットフォーム(交流の場として使うツール)にかかる料金です。
例えば、有名なところだとCampfireなどが挙げられます。
有料のプラットフォームの場合、
オンライン上に独自の交流の場や連絡ツールを作ることができたり、
会員の入退会や、会費の支払い状況を管理してくれたりします。
2、維持管理
では、無料のプラットフォームを使っている場合は?
(例えば、Facebookの非公開グループやLINEグループなどで交流しているコミュニティ)
その場合は、自分で交流の場を用意、管理し、会員の管理や、出入金の管理も自分でやることになります。
もちろん、有料プラットフォームを使用している場合でも、無料のプラットフォームを使っている場合でも、
細々とした事務仕事や、日々の投稿をチェックしたりするという維持管理業務が発生します。
そこに対してもお金はかかってきます。
3、その他
その他、細々としたところをあげると
・イベントの会場費
・広報宣伝費(動画や画像の作成、宣伝、これも自前のHPやSNSでやることもできます)
・ホームページの維持管理(サイトの制作、維持管理、これも自前でやっているところと、協力者や外部に委託しているところとあります)
など、実際は無償でやっているところとそうでないところとあると思いますが、
あげていくとこのような部分でお金(労働)はかかっていくことになります。
しかし、具体的にどこにいくらかかっているかまでは公開されていない場合が多いです。
(例えば、塾の月謝のうち、いくらが先生に支払われ、いくら広報に当てられ、
いくらが不動産に当てられているかということは普通は公開されないのと同じです)
所属料
そして、見落としがちなのはこれです。
その集団に所属するためのお金。
今は「オンラインサロン「オンラインコミュニティ」が全盛の時代ですが、
一昔前までは「異業種交流会」「○○クラブ」などのコミュニティが盛んに開催されていました。
それらは下手したら所属するだけで月に何万、入会金で何十万もかかるところもあります。
定例の集会などはありますが、会員が支払っているのは経費ではなく、
あくまでもそこに所属するためのお金です。
なぜそこにお金を払うかというと、
そこでしか得られない出会い、つながり、学び、信頼関係を得るためです。
サービスを求めるかどうか?
さらにいうと、会員はそこでの出会い、つながり、学び、信頼関係をより深めるため、
自ら進んで働きます。
もちろん無償で。
そこで自分が働き、提案し、会を活性化させることが、
自分が会に参加した目的を達成することにつながっていくからです。
決して、サービスを求める場ではないということです。
つまり、
「月3万円も支払ってるのに、月に1回しかセミナーないの?サービス悪っ!」
ということではなく、
「ここに所属するだけでも月に3万円払う価値がある。
そしてその価値をさらに高めるために、自分も動くし、みんなでさらによくしていこう」
ということなのです。
もちろん、その延長線上に
「みんなで集めたお金を今後こういうところに使っていってはどうか?」
という提案はもちろんあって良いと思います。
昔からある異業種交流会などの業態を見てみると、上記のようなことが当然のこととなっています。
むしろ一般に会費が公開されていない団体もたくさんあり、
本来のサロンのあり方からするとそれが当たり前なのです。
会費はフィルター
しかし、ネットで無料でグループができ、サービスを受けるのが当たり前になってしまっている現在、
「いくら払ったら何をしてくれるのか?」
という視点で、 物事が見られることがとても多くなっています。
下手したら安い居酒屋と値段を比較されたりすることもあります。
私の主催するオンラインサロン/コミュニティは会費として月に3000円いただいています。
安い居酒屋だったら1回飲みに行けるでしょう。
その3000円で飲みに行きたい人は行けばいいと思っています。
無理して勧誘して、無理して3000円いただこうとはこれっぽっちも思ってはいません。
月3000円だと、楽しいことをちょっと我慢してでも、時間をつくって学びに行きたいという人が自然と集まってきます。
そういう人たちと一緒に、会を盛り上げていきたいなと思っています。