私は教員をやっている時から、自分のキャリアについていつも考えていることがありました。
それは「今の仕事を辞めても食っていけるだけのスキルを身につけたい」ということです。
一生同じ会社に勤め続けない世の中
多くの人は仕事というと
「今の仕事を覚える、上達する」
「今の仕事で出世する」
ことばかり考えてしまうんです。
ではもし会社が潰れたらどうします?
もし誰かから逆恨みされて濡れ衣を着せられて懲戒免職になったらどうします?
実際にそれで職を失ったり、辞めざるを得なくなった人なんて、周りにたくさんいますよね?
それが自分に降りかからない保証はありません。
終身雇用制はすでに崩壊しています。
一生同じ会社で勤め続けられる人なんて、ほとんどいない世の中になっていきます。
もし今の仕事を辞めた時、それでも生きていけるだけのスキルを身につけておきたい。
常々、そう考えていました。
「だったら辞めます」と言えますか?
会社が潰れないとしても、もし死ぬほど嫌な役職・勤務地に異動させられそうになったらどうします?
砂を噛むような思いをしながら仕事を続けますか?
人生の中の大事な3年、5年、いやもしかしたら10年以上、ひたすら耐え続けますか?
それとも「だったら辞めます」と言えますか?
その会社でしか通用しないスキルしかない人は、きっと我慢してその会社にしがみつき続けるしかないでしょう。
しかし、自分のスキルで生きていく力がある人は、ここで「だったら辞めます」というカードを切ることができます。
実際辞めるか辞めないかは別としても。
交渉の手段として、自分の選択肢のひとつとして「辞めます」と言うことができるのです。
今の時代、同じ仕事を続けることが絶対正義ではないので、これは労使交渉の手段のひとつとして、あっては損はないカードです。
「あなたが断ることで他の人に嫌な仕事を押し付けることになってしまう」というのが気になるかもしれませんが、あなたにとって嫌な仕事でも他に適任者がいるかもしれません。
自分の武器を磨く=生きていけるだけのスキルを身につけて、会社にとらわれず、自分らしく生きましょう!
※ちなみに杉山は「だったら辞めます」と言って辞めたわけではありません。円満退社です笑