私の職場のデスクはとてもキレイです。
これがその証拠写真。
いやいや・・・空席を撮影した訳ではありませんよ。
多少ボロいので恥ずかしいのですが、これが私が普段使用しているデスクです。
ここで書類をつくるし、書類を整理したり、成績を付けたり、プリントをチェックしたりしています。
ではなぜ私の机はこんなにキレイなのか?
その理由は簡単。
「机の上に物を1つも置かない!」 ・・・と決意しているからです。
そう決めるだけで机の上は必ず片付きます。
なぜ机の上に物をひとつも置かないのか?
ペン立てを机の上に置いておくのは便利です。
いちいち引き出しを開けて、ペンを探す手間が省けるからです。
同様にやりかけの仕事の書類を机の上に置いておくのも便利です。
同様に辞書も、関係書籍も、本棚も、卓上カレンダーも、計算機も・・・。
机の上に置いておくのは探す手間が省けて便利なのです。
しかし、その結果いろいろと置きすぎてしまい、逆にどこになにがあるかわからなくなっていきます。
机の上の秩序が崩壊すると、それがストレスとなります。
私も数年前まではまさにその状態でした。
机の上に卓上本棚を置き、その脇にはプリントやファイルの山。
自分では「自分がどこになにがあるか把握していればいいんだ」とうそぶいてはいましたが、実際はそんな状態であることがとてもストレスでした。
こんな状態になってしまうことを防ぐためには、もう机の上になにも置かないのが一番なのです。
「ペン立てを机の置いておくと便利だから置こう」
これが悪夢のはじまりなのです。
それを許してしまうと、次々にいろいろな物を置いてしまう結果になるからです。
それでストレスになるぐらいだったら、いっそのことなにも置かない方が良いのです。
どうすれば机の上に物を置かずに済むのか?
とは言え、物を置かないためにはちょっとした工夫も必要です。
私が机の上に物を置かないためにしている工夫は以下の3点です。
一時保管BOXをつくる
書類を捨てるのには勇気がいります。
一度見ればわかるような内容の書類でも、「せっかくつくってくれたのに・・・」という思いと「もしかしたら後で使うかも・・・」という思いから、すぐにゴミ箱に捨てるのは気が引けてしまうのです。
そんな人は『一時保管BOX』をつくるのがおすすめ。
A4サイズの段ボール箱を、棚か机の横に置いておくだけで良い。
そして、「捨てようかどうしようか・・・」と迷った書類をバンバンそこに突っ込むのです。
私はパンフレットや連絡事項が書いてあるような書類、週予定表などはバンバン一時保管BOXに突っ込んでいます。
もしあとで必要になっても、書類はだいたい時系列順に突っ込んであるので、意外とすぐに見つかります。
もしも箱がいっぱいになったら、下の方にある3分の2ぐらいを捨てれば良いのです。
1ヶ月以上も埋もれているような書類はもう使う見込みはないから大丈夫です。
すぐやるBOXをつくる
一時保管BOXとは逆の役割を果たすのが『すぐやるBOX』です。
A4サイズのトレー(もしくはカゴ)を用意し、棚に置いておきます。
以前はこれを机の上に置いていたが、今はあえて机の上には置いていません。
そしてその中に今日、明日中に着手するべき書類、資料などを突っ込んでおくのです。
朝、出勤したらとりあえずそのBOXを見れば今日やるべきことがわかります。
今までは机の上に出しておいた書類をひとまとめにして、カゴに入れておけばよいのです。
机の上をなにもない状態にしてから帰る
そして最後のポイント。
毎日、帰る前に机の上をなにもない状態にしてから帰ることです。
できればコードの類もクリップ等で束ねて机の横にでも引っかけておき、コーヒーの汚れなどもキレイに拭いてから帰りたい。
これをやることの一番の意義は、ものすごい満足感が得られることです。
「今日もがんばったぞ!やりきったぞ!」という思いで帰ることができます。
それに対して、書類が山積みのままだと「あーまだやることがたくさんあるけど、これ以上残っていたら明日もツライから帰るか・・・」という感じで帰ることになります。
仕事の進み具合は同じだとしても、机の上の状態で気分は全く変わってくるのです。
逃げ道を用意しておく
上記の3点に加えて、逃げ道をひとつ用意しておきます。
それは『机の上に置きさえしなければ良い』という逃げ道です。
できればロッカーや机周り、机の中も整頓しておきたいですが、机の上に物を置くぐらいだったら、机の横に置いてしまえば良い、ということです。
最悪、ロッカーが汚くても机の上がきれいなら良いのです。
机の上がキレイなら、次第に『キレイにしていることの良さ』にハマり、周りも整頓できるようになっていきます。
とにかくまずは「机の上に物を置かない!」と決めること。
置かなければちらかることはありません。