先日参加した静岡ライフハック研究会Vo.4。
静岡ライフハック研究会Vol.4に参加してきた! #szokhack004
今回ははまさん(@Surf_Fish)の講演から学んだ『168時間後の自分がわかる時間管理術』について書いていきます。
時間管理の基本
はまさん曰く、時間管理の基本は
とのこと。
時間管理というと計画を立てることばかり考えがちですが、まずは記録が大切だそうです。
見えない砂と宝石
なぜ記録が大切なのか?
それについて、次のようなたとえ話をしてくれました。
なんというすばらしいたとえでしょうか。
隙だらけの比喩表現も時々見かけますが、この比喩には隙がありません。
『見えない砂』(削れない時間)を見えるようにし、今日はどれくらいの『宝石』(やりたいこと)を入れられるか予測が立てられるようにする。
そのためにまずは記録が大事だ、ということです。
計画ベースと記録ベース
よくPDCAサイクルが大事だと言われます。
学校現場でも伝家の宝刀のように何かにつけて『PDCAサイクルで・・・』という言葉が使われています。
しかし、PDCAサイクルは計画ベースなので、理想ばかりが先行して、無理をしすぎてしまうことが多い、といいます。
それに対して、まず記録を取ってみるやり方(=記録ベース)は、現状を出発点としてそれを少し変えるだけなので無理が少なくて済みます。
そういう意味でもまずは記録が大事なのだそう。
記録から導きだされた鉄板の行動パターンは、実情ベースで負荷が少ない。最適化された順序なので疲れない。純度の高い慣れがあるのでやる気が不要 #szokhack004
? Ken AKASHIさん (@ksworks) 5月 12, 2012
1週間分の記録があれば、168時間後の自分がわかる
そうしてまずは記録を貯めていくこと。 そうすると、行動のパターンが見えてきます。 削れない時間がわかり、やりたいことがいつできるかがわかります。 行動のパターンが1週間分あり、やりたいことを間に入れていけば、168時間後に自分が何をしているかわかるのです。
行動のパターンが一週間分168時間入っていれば、168時間の自分がわかる #szokhack004 ? Ken AKASHIさん (@ksworks) 5月 12, 2012
ツールを使う
しかし、1日の記録をノートに書き出していこうとするとかなりしんどい。
その作業を少しでも楽にするためにツールを使う。
そのためのツールが『TaskChute』です。
タスク管理ツール・TaskChute2 (C)
小手先のテクニックより一生使える技術を身につけるために TaskChuteとは、僕自身の考える理想の仕事の進め方をそのまま形にしたタスク管理ツールです。 これまでに数え切れないくらいのタスク管理ツールやそれに類するツールを試してきました…
他のツールでも良いのですが、TaskChuteを使うと、開始時間、終了時間、見積もり時間などが容易に記録できるのです。
ストレスにならないレベルまでハードルを下げる
記録する、と言ってもどの程度まで記録すれば良いのでしょうか?
はまさんやライフハック心理学の佐々木さんは1分単位で記録しているらしいですが、それは初心者にとってはとても難しいです。
ここが一番のハードルではないかと思います。
ライフハックに興味がある人は、だいたい向上心が高く、自分に厳しく、まじめなので、そうやらなければダメなんだと思ってしまいます。
それで1分単位で記録し、計画するのですが、結局やりきれずに挫折してしまいます。
かくいう私もそのひとりです。(私はまじめではないですが)
そのことについて、はまさんは 「ストレスにならないレベルまでハードルを下げれば良い」 と言っていました。
つまり、着替え5分、食事12分、歯磨き3分、トイレ1分・・・と記録していくのがストレスならば、まとめて「朝のしたく20分」でも良い、と。
また、個人的にはまさんに質問したのですが、教員や客商売などの場合、仕事中にいちいち携帯やパソコンを出して、細かく記録していくことは不可能です。
その場合はどうしたら良いか?
その場合は「仕事11時間」で良い、とのこと。
詳細な記録を取ることが目的ではないのです。
まずは無理なく記録を取れるようにすること。
それが大事なのだといいます。
それなら私でもできるかもしれない・・・。
今回、はまさんの話を聞いて、またTaskChuteにチャレンジしてみよう!という気持ちになりました。