Yahoo!のトップでこんな記事が取り上げられていました。
おひとりさま女子に聞く! 「独身でよかったと思う瞬間」 – ネタりか
独身でよかったと思っている人も結構いるんですね。
独身と結婚するのとどちらが幸せなのでしょうか?
ポジティブ心理学からこの問いについて考えてみたいと思います。
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幸せがずっと続く12の行動習慣
ソニア・リュボミアスキー 日本実業出版社 2012-02-16
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結婚すると幸福度が下がる
結婚と幸福度の関係性について、ドイツで15年間にわたって、1700人以上の人々を調べた大規模な研究があります。
それによると、
「結婚した後より、結婚する前の方が幸福度が高い」
ということが明確になっています。
結婚後の幸福感は2年間しか続かない
もっとも、結婚した直後は誰でも幸福感が高まるものです。
しかし、その幸福感は平均して2年しか続きません。
その後は幸福度は下降し、最終的には結婚する前よりも低くなってしまいます。
快感順応という現象
なぜこのようなことが起きるのか?
それは『快感順応』という現象によるものです。
人は慣れてしまうと幸福感を感じなくなってしまうのです。
なにか欲しい物を手に入れた時もそうです。
最初はものすごい幸福感を得られますが、すぐにその幸福感にもなれ、挙句の果てには目にもとめなくなったりしてしまいます。
これを防ぐためには、定期的にその幸福を味わい直すのが効果的です。
(例えば、定期的に妻にプレゼントを贈る、ふたりだけの時間をつくる、愛の言葉をかけるなど)
しかし、それを実践できている人は少なく、結果、結婚すると幸福度が下がってしまう人が多いのです。