忍者はものすごく高くジャンプできると言われています。
どのような方法であのような脚力を身につけているかご存知でしょうか?
忍者があのようなジャンプ力を身につけるために行う練習方法は以下の通りです。
まず庭に麻の苗を植えます。
毎日、その麻の苗をジャンプして飛び越えます。
これだけです。
最初は誰でも余裕で飛び越えることができます。
しかし、植物はだんだん大きくなっていきます。
麻は1日に約3センチずつ伸びていくといいます。
3センチ伸びたところで、まだ余裕で飛ぶことができます。
まだ飛べる、まだ飛べる、と思ってそれを繰り返していくうちに、いつの間にかものすごく高くなっている、というのがこの修行法です。
麻は1ヶ月で約1m、4ヶ月後には約4mに成長します。
スモールステップで少しずつハードルを上げていった結果、ものすごいジャンプ力を手に入れるのです。
(本当に4m飛べたかどうかはわかりませんが・・・)
この修行方法は楽器練習にも応用できます。
大事な3つの原則
楽器がうまくなる練習方法には原則があります。 それは以下の3つの原則です。
3つの原則を生かした練習方法
用意するもの
楽譜、楽器、メトロノーム、楽譜(メモ帳)、ペン
手順
(1)やる部分を決める
いきなり最初から最後まで通そうとしても無理です。
4小節~8小節ぐらいの小さなまとまりごとにやっていくのが良いでしょう。
(2)メトロノームでテンポを刻む
曲の本当のテンポの約半分速さで刻みます。
そしてそのテンポに合わせて、(1)で決めた部分を練習します。
「こんな遅いなら余裕だよ」と思うかもしれないが、とにかくまずはゆっくりからやります。
遅くしてもできないようならばさらにテンポを下げましょう。
この際、必ずメトロノームを使うべきです。
感覚でテンポを刻むと、どうしてもいつの間にか自分がやりやすいテンポになっていってしまうからです。
またメトロノームに合わせることは、他人と合わせる練習にもなります。
(3)メトロノームのテンポを10上げる
上げるのは10だけ。
それ以上は上げてはいけません。
20上げると明らかに速くなったのがわかります。 10ぐらいがちょうど良いのです。
(4)(2)~(3)を繰り返す
10上げて練習→10上げて練習を繰り返します。最初の方は余裕でできるはず。
(5)行き詰まったら・・・
テンポをだんだん上げていくと、少しずつきつくなっていき、あるテンポから先はもうついていけなくなります。
そこがあなたの今の実力です。
今日は無理にそれ以上やらなくてOK。
例えば、テンポ60から上げていき、テンポ100でついて行けなくなったとします。
そうなったら今日はテンポ100までで終わり!
「○月○日・・・テンポ100」と、楽譜かメモ帳に記録しておきましょう。
そこからさらに何度も繰り返せば少しはテンポを上げられますが、それは効率的ではありません。
それよりも曲を先に進めて、他の部分を練習した方が良いでしょう。
(6)続きは次回
次に練習する時は、前回できたテンポより20程度遅いテンポからはじめます。
例えば、前回、テンポ100まで行ったとしたら、今日はテンポ80からはじめます。
そして、今日もテンポを10ずつあげて練習するのです。
この忍者式の練習方法はどんな楽器でも、どんな曲でも使えます。
そして、確実に、着実にうまくなっていきます。 ぜひお試しください!
誰でも!どんな楽器でも!!必ずドレミができるようになる練習方法