『腹だけ痩せる技術』という本を読みました。
この本によると、お腹に脂肪がついているというのは、お腹の筋肉がゆるんでそこに脂肪がついてしまっている状態。
そこでお腹をドローインすることで、筋肉に形状記憶させ、引き締まったお腹を手に入れることができる、という内容です。
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腹だけ痩せる技術 (メディアファクトリー新書)
植森美緒 メディアファクトリー 2012-04-27
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なぜお腹の脂肪が問題なのか?
「お腹をなんとかしたい」と思ってダイエットをはじめる人も多いでしょう。
なぜお腹の脂肪が多くの人を悩ませているのか?
それは一番脂肪がつきやすく、一番脂肪が落ちにくいのはお腹だからです。
脂肪が一番つきやすい割に、一番脂肪が落ちにくいので、一旦、脂肪がついてしまうと落とすのがとても大変なのです。
体中の脂肪を落として落として、最後にようやく落ちればラッキー・・・というぐらい難しいです。
だから、多くの人は結局最後までお腹の脂肪を落としきることができないままダイエットに挫折していきます。
腹だけ痩せる原理
『腹だけ痩せる技術』によれば、
・「部分痩せは不可能」と言われていたが、最新の研究により、部分痩せも可能だと言われはじめた。
・よく動かす部分には脂肪はつきにくい
・筋肉は『形状記憶』する。日常生活の中で意識的に凹ませていけば引き締まった形で形状記憶する
・・・だから、腹だけ痩せることが可能、とのこと。
腹はもともと脂肪がつきやすい
お腹というのはもともと脂肪がつきやすいところです。
ある意味で脂肪の貯蔵庫の役割もしています。
手足に優先的に脂肪がついたら、動きにくくなり、それは動物にとっては死活問題ですからね。
これはネコでも、犬でも同じ。
太るとお腹にたっぷりと脂肪がつきます。
つまり、手や足に脂肪がつきにくいのは、よく動かしているからではなく、もともとそういうものだからです。
また、筋肉の形状記憶というのも非常に概念的な言い方であって、科学的ではありません。
筋肉はその形に発達することはあっても、形状記憶するという作用はありません。
2年後・・・
本書ではドローインを続けていけば、2年後ぐらいにはお腹が痩せている、というようなことを書いています。
・・・。
すごい時間がかかるんですね。
・・・やはり部分痩せを望むよりも、地道にダイエットしていった方が良さそうです。