音楽で癒やされる・・・?

そんなの気分的なもんだろ・・・?

・・・皆さんはそんな風に思っていないでしょうか?

 

脳科学の研究が進んできた近年、これは思い込みでもなんでもなく、科学的に正しいということがわかってきました。

そう・・・音楽はストレスを軽減し、確かにあなたの心を癒やすということが解明されてきたのです。

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ストレスホルモン

人がストレスを受けると、感情などをつかさどる古い脳である大脳辺縁系が指令を出します。
「ストレスを受けているから、これに対処できるようにホルモンを出せ!」 ・・・という指令です。

この指令を受けて、腎臓の少し上にある副腎という臓器が『アドレナリン』『ノルアドレナリン』『コルチゾル』というホルモンを分泌します。

これらのホルモンは血圧を上げたり、汗を出したり、心拍数を上げて動悸を激しくしたりします。
緊張した時にドキドキするのはこのためです。

ストレス状態というのは危機的な状態や緊張状態、どうしてよいかわからない状態のことです。
生き物にとって危機的状態とは敵に襲われる、という状態です。

だから襲われた時にサッと逃げられるように、体を緊張させ、いつでもフル回転できるようにしているのです。

この危機的状況を乗り切るために分泌される『コルチゾル』『アドレナリン』などのホルモンのことを『ストレスホルモン』といいます。
一時的にストレスを受けて、一時的にストレスホルモンが分泌されるだけならば問題ありません。(むしろ必要なものです)

しかし、現代人はこの緊張状態が持続してしまい、常にストレスホルモンが出続けている状態にあります。
これでは体も心も安まらず、心身の不調につながってしまうのです。

音楽を聴くとストレスホルモンが低下する

しかし音楽を聴くと、このストレスホルモンの値が低下します。
これは近年の脳科学研究によって明らかになってきたことです。

なぜストレスホルモンが抑えられるかというと、音楽を聴くと大脳辺縁系が刺激され、脳内で『βエンドルフィン』『ドーパミン』というホルモンが分泌されるからです。

これらのホルモンは『快感ホルモン』と呼ばれ、鎮痛作用、人を幸せな気持ちにする作用があります。
言ってみれば、ストレスホルモンの対極にあるようなホルモンです。

このホルモンの働きで、ストレスが軽減され、ストレスホルモンの分泌も抑制されるのです。
それどころか、心や体が休まり、多幸感を味わうことができるのです。

音楽を聴くとストレスが軽減する!!

脳科学がこのことを科学的に証明しているのです。

 

疲れ果てた現代人を癒やす!エムが選ぶ癒やしのクラシックBEST3!!


※曲名の横の再生ボタンを押すと視聴できます。音量に注意!!

 

参考資料

齋藤 寛 ヤマハミュージックメディア 2011-05-24
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