これまでいろいろなセミナーに参加してきました。
その中で、教えることを生業としている者として「ここをこうすればもっと良いセミナーになるのに・・・!」と感じることがたくさんありました。
そこで今回は、教育現場で使われているノウハウなどを紹介し、『セミナーの質を劇的に高める方法』をお教えします。
具体的なゴールイメージを持とう
セミナー終了後、参加者がどうなっていてほしいか?という具体的な姿、すなわち『ゴールイメージ』を具体的に思い描くことが大切です。
「これは教えたい!」「これは教えるべきでしょ!」という思いがたくさんあるのはわかります。
でも、教える内容先行で考えていくと、たいがいは内容過多、詰め込み型の講義におちいり、参加者は消化不良を起こしてしまいます。
セミナーを終了した時点での参加者の姿(変化)を思い描き、それを達成するために必要なことを精選して、内容を汲んでいきましょう。
ゴールイメージの3パターン
ゴールイメージには3つのパターンがあります。
- 参加者の気持ちが変わっている
- 参加者が新たなスキルや知識を身につけている
- 参加者が新たな物の見方・考え方を身につけている
・・・という3つです。
1.参加者の気持ちが変わっている
参加者の気持ち、姿勢、心の持ち方を変えることが目的のセミナーです。
どうすれば気持ちを動かせるかに尽力しましょう。
2.参加者が新たなスキルや知識を身につけている
新たなスキルや知識を身につけてもらうためのセミナーです。
一番多いのはこのタイプのセミナーでしょう。
3.参加者が新たな物の見方・考え方を身につけている
ある物事についての見方や考え方を変えたり、新たな視点を持ってもらうためのセミナーです。
例えば、地球温暖化対策について学び、リサイクルという視点から、生活を見直すことができるようになる、というような。
このセミナーの目的は地球温暖化についての知識を身につけることではなく、あくまでも新たな視点を身につけることです。
が、ゴールイメージをしっかり持っていないと、知識の伝授に終始してしまうので気をつけましょう。
ゴールイメージを明確に!
これらのゴールイメージはできるだけ具体的に思い描くことが大切です。
「気持ちを変化させる」ではなく、「今日紹介した3つのポイントの中の1つでも、明日から実践してみようという気持ちにさせる」というように。
まずはこのようにゴールイメージを具体的に持ってセミナー内容を組むことが大切です。
まずは目標ありきです!