「今日は筋トレがんばったから、ご褒美にケーキでも食べちゃおうかな」
自分へのご褒美と称して、
しかし、この『自分へのご褒美』はダイエット最大の罠なのです。
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スタンフォードの自分を変える教室
ケリー・マクゴニガル 大和書房 2012-10-20
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罪のライセンス
ある研究によって
『人は善いことをした後には悪いことをしてしまう』
という衝撃的な傾向があきらかになりました。
これを『モラル・ライセシング』(罪のライセンス)といいます。
これは、
がんばったんだから、ちょっとぐらいご褒美を・・・。
善いことをしたんだから、これくらい許される・・・。
という具合に自分を正当化して、甘やかす心理からくるものだそうです。
自分へのご褒美という甘え
ダイエットの時にも『罪のライセンス』は大いに力を発揮します。
がんばって運動して200kcal消費し、食事制限で200kcal制限し、そうしてがんばったご褒美に食後のデザートとして800kcalのパフェをオーダーしてしまうのです。
罪のライセンスの効果によって、日々の小さな積み重ねを打ち消してしまうような過剰な『ご褒美』を与えてしまいます。
3歩進んで2歩下がるどころか、1歩進んで2歩下がる状態です。
自分への最大のご褒美は・・・?
そんなご褒美がほしくなった時は考えましょう。
自分への最大のご褒美は『バカ食いしてダイエットに逆行すること』ですか?
否・・・!
ダイエットに成功することですよね。
ダイエットに成功して、『良い体型』『美容』『健康』を手に入れることですよね。
自分に対する最大のご褒美はなにか?
見失わないようにしましょう。