medium_2859110348.jpg

筋肉を増やしながら脂肪を減らすというのはかなり困難です。

筋肉は脂肪と一緒にしか増えないし、脂肪を減らそうと思えば筋肉も減ってしまうからです。

 

カタボリックとアナボリック

体の組織が新しくつくられる状態のことを「同化(アナボリック)」といいます。
逆に体の組織が分解される状態のことを「異化(カタボリック)」といいます。

摂取した栄養量が多ければ、アナボリック状態になります。
余剰エネルギーを使って、筋肉や脂肪が合成されている状態です。

足りなければカタボリック。
筋肉や脂肪を分解して栄養を補おうとしている状態です。

人体はアナボリックとカタボリックを繰り返しています。
常にどちらかの状態にあります。

なので、筋肉のみ増やして(アナボリック)、脂肪のみ減らす(カタボリック)というのはとても困難なのです。

 

肥満の人は両立可能

肥満気味の人についてはすでにエネルギーが余剰な状態なので、筋トレをしていけば筋肉がとても増えやすいようです。

いまある脂肪をエネルギーとして使えるので、筋トレをしながら摂取カロリーを減らしていけば、脂肪を減らしながら筋肉を増やすことは可能なようです。

※ただし、効率的なのは有酸素運動で脂肪を減らしてから、筋トレをして筋肉をつける方法です。脂肪を減らす際には筋肉も減少してしまいますが、短期的に見た効果はこちらの方が出やすいです。

 

長期的に見れば可能

筋肉を増やしながら脂肪を減らすと言うことは、短期的に見ればかなり困難です。

しかし、長期的に見れば不可能ではありません。
(効率は悪いですが)

脂肪が少しずつ減っていくように摂取カロリーをきちんと計算しつつ、筋肉が減らないように筋トレを続けるという方法です。

筋トレをしてしばらくは成長ホルモンの分泌が多くなり、脂肪が分解されやすい状態になります。代謝が上がっている状態です。筋トレ後、約48時間はそういう状態が続くようです。

これを利用すれば、筋トレによって日常生活の中での消費カロリーを増やすことができます。
これによって、少しずつ筋肉を増やしつつ、少しずつ脂肪を減らすことができます。

ただし、この方法はもともと筋肉量が少なく、まだまだ筋肉の増える伸びしろが多い人向けの方法です。ある程度、筋肉がついている人はこの方法は使えません。

石井直方の筋肉まるわかり大事典

石井 直方 ベースボール・マガジン社 2008-11-22
売り上げランキング : 23237

by ヨメレバ





LINEでお友達登録してくださった方に、教育・ビジネス・心理学・速読関係のちょっとためになる情報や著者すぎやままさかずのセミナー・イベント情報を先行して配信しています。

↓からぜひご登録ください。
友だち追加

(うまくいかない場合はLINEの友だち追加画面から『@zbp5925q』で検索!)