ポジティブ心理学の視点から幸せに生きるための秘訣を紹介した『幸せがずっと続く12の行動習慣』(ソニア・リュボミアスキー著)という本があります。
その中で、結婚生活がうまくいく秘訣として、次の5つのコツが挙げられています。
コツ1:2人だけの時間をつくる
コツ2:「称賛」「感謝」「愛情」を伝える
コツ3:よいニュースに反応する
コツ4:口論の最中でも仲直りのサインを送る
コツ5:「夢」や「目標」を分かち合う
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幸せがずっと続く12の行動習慣
ソニア・リュボミアスキー 日本実業出版社 2012-02-16
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コツ1:2人だけの時間をつくる
パートナーとの関係を良好に保ち続けるコツの1つは『一緒にいて、たくさん話すこと』です。
うまっくいっている夫婦は、うまく行かない夫婦に比べて、一緒にいて、話す時間が週に5時間は多いとの研究結果が出ているそうです。
子どもやインターネットなどの邪魔が入らない時間を意図的につくることが大切です。
コツ2:「称賛」「感謝」「愛情」を伝える
幸福な夫婦関係では、ポジティブな感情とネガティブな感情の比率が5:1だそうです。
ネガティブなことを1つ言ったら、その5倍はポジティブなことを言っている、ということです。
例えば以下のようなことを意識的に行うと良いそうです。
- 愛情を伝える
- 称賛の気持ちを伝える
- 感謝の気持ちを伝える
コツ3:よいニュースに反応する
相手が思いがけない幸運や成功を手に入れた時、自分のことのように一緒に喜びましょう。
ネガティブな出来事に反応して、なぐさめたり、元気づけることは当り前のことです。
良い夫婦はそれに加えて、ポジティブなニュースに対しても、強く反応しているそうです。
相手のポジティブなニュースを称賛することは、相手を認め、相手を尊重し、大切に思っていることの表れでもあります。
コツ4:口論の最中でも仲直りのサインを送る
幸福な夫婦と不幸な夫婦は『ケンカに対処する方法』が異なるそうです。
不幸な夫婦は意見が合わない時、手厳しくやり合い、相手の人格を攻撃し、侮辱し、自己弁護の態度をとり、逃避します。
幸福な夫婦はそもそもケンカをしないか、するとしてもあまり大きな声ではしないそうです。
また口論の最中にも友好的な態度を取る、例えばユーモアを見せたり、相手の気持ちを尊重する姿勢を積極的に見せたりするそうです。
コツ5:「夢」や「目標」を分かち合う
最後のコツは「夢」や「目標」を分かち合うことです。
パートナーを支え、パートナーの夢を応援しましょう。
お互いの夢や感心を高く評価し、敬意を払いましょう。
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幸せがずっと続く12の行動習慣
ソニア・リュボミアスキー 日本実業出版社 2012-02-16
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