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結婚する前よりも結婚した後の方が幸福度が低い。

・・・ということが、ドイツで行われた研究によってわかりました。
これは幸せに慣れてしまう『快感順応』という現象によるものだそうです。

幸せがずっと続く12の行動習慣

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結婚と幸福の関係

ソニア・ユボミアスキー著『幸せがずっと続く12の行動習慣』によると、結婚と幸福度の関係を調べるため、ドイツで1761人を15年間にもわたって調査し続けるという研究が行われたそうです。

その研究結果によれば、結婚後2年間は独身時代よりも幸福度が上昇しますが、その後は独身時代よりも幸福度が低くなる。つまり、

幸福度は結婚する前よりも結婚後の方が低い

ということがわかりました。

ただし、これはあくまでも平均値です。
結婚してからも時折、「愛してるよ」と言ったり、プレゼントを買ったりという行動を意識的に行っていた人の幸福度の低下はゆるやかだったそうです。

 

なぜ結婚しても幸せになれないのか?

なぜ結婚しても幸せになれないのでしょうか?

それは『快感順応』という作用によるものです。

人は快感や幸せに慣れてしまうのです。

これはとても強力な力です。

欲しい物を買ってもうれしいのは一時期だけで、その喜びは必ず低下していきます。
最初は幸せに思えても、それがだんだんと当り前になっていき、次第に幸せを感じなくなってしまうのです。

これが快感順応です。

 

なぜ快感順応が起こるのか?

快感順応が起こる理由は2つあります。

ひとつは、人の欲望は際限なく強くなっていくから。
一度、高級車を買ってしまった人は、次はより高いランクのクルマを買おうとするでしょう。

もうひとつは、周りの人との比較です。
自分が苦労して新車を購入して喜びを感じていても、友人がBMWに乗っているのを見たら自分ももっと良いクルマがほしいと思ってしまうのです。

 

快感順応に抵抗するために

快感順応は誰にでも起こる現象です。
しかし、それに抵抗し、幸福感を持続させる方法もあります。

一番、有効な方法はその幸せを定期的に振り返り、味わうということ。
例えば、結婚した後も妻に定期的に「ありがとう」と言い、一緒に思い出のアルバムを見返したりするなどの方法が有効です。

人生の幸福度を高める12の行動習慣

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