肥満と不安は関係があるようです。おもしろい調査結果が発表されました。
高カロリー食品に不安や不機嫌を和らげる効果があることは、昔から知られている。
サイコロジカル・サイエンス誌に最近発表された研究によると、経済的な不安を静めてくれる可能性もありそうだ。
私たちは困難な時が来ると感じたら、高カロリー食品でエネルギーを蓄えようとするという。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/us/2013/04/post-2909.php
不安になると高カロリー食品を食べたくなる
生き物は
「できるだけカロリーの高いものを、食べられる時にできるだけたくさん食べておけ!」
という本能が、遺伝子の中に組み込まれています。
不安な状況におちいると、この本能の声がより強くなるようです。
危機を感じた人は高カロリーの食品が食べたくなるというの調査結果が発表されたのです。
経済危機で肥満が増える訳 | アメリカ | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
貧困層ほど肥満が多い
上記の記事によると、貧困層にある人たちは、そうでない人に比べてより将来に対して不安を抱え、深刻な危機感を持っています。
それが肥満につながることも考えられるといいます。
また、お金がないと、食事のバランスうんぬんよりも、ジャンクフードなど、できるだけお腹にたまるもの(=高カロリーなもの)をとろうとする傾向があります。
それも肥満の一因となっているようです。
肥満格差:貧困な人ほど栄養が偏り肥満である – 格差脱出研究所
貧困と肥満の関係 – 日本統計協会
痩せるためにお金がかかる時代
昔は
痩せている=貧乏
というイメージでしたが、いまでは全く逆。
・バランスのとれた食事
・運動する機会と時間的余裕
・精神的な安定
それらを得るためには、ある程度のお金が必要です。
現代は痩せるためにはお金がかかる時代なのです。