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人の幸福度の50%は遺伝によって決められる

・・・という衝撃的な調査結果が発表されました。

カリフォルニア大学のソニア・リュボミアスキー教授によれば、幸福度を決める50%は遺伝的要因、40%は意図的な行動によるもの、残りの10%は財産や仕事などの環境要因だそうです。

幸せがずっと続く12の行動習慣

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幸福度の50%は遺伝で決まる!

ソニア・リュボミアスキー教授著『幸せがずっと続く12の行動習慣』によれば、幸福度の決定要因の50%は遺伝的なものだそうです。

一卵性双生児や二卵性双生児など、遺伝的な影響の力を調べやすい人々を対象にして、遺伝が幸福度(幸福の感じ方)にどのような影響を与えるか調査した結果わかったことです。

遺伝的に

  • 幸福になりやすい人(幸福を感じやすい人)
  • 幸福になりにくい人(幸福を感じにくい人)

がいるのです。

同じ出来事が起こっても、遺伝的に幸福を感じる力が強い人は「幸せだ」と思うし、幸福を感じる力が弱い人は「なんてこった!」と思う、というわけです。

これは「太りやすい体質」「太りにくい体質」に似ています。
同じものを食べていても、遺伝的な影響によって太りやすい人はすぐに太ってしまうし、太りにくい人は全然太りません。

 

お金は10%しか影響しない

「もっとお金があったら・・・」
「もっといい仕事に就けたら・・・」
「運命の人と巡り会えたら・・・」

誰でも、そうした環境要因に幸せを求めがちです。
しかし、環境要因が幸福度に与える影響は、実はたった10%しかありません。

つまり、お金が無い人よりも、ある人の方が10%だけ幸せ、ということです。

良い仕事についても、運命の人と巡り会えても、それがその人の幸福度に与える影響は10%程度しかありません。
50%の遺伝的要因(幸せを感じる力)やその他の40%の影響の方がずっと大きいのです。

 

自分でコントロール可能な40%に集中しよう

では、残りの40%はなにか?

それは『意識的な行動』による要因です。

例えば、

  • 人に感謝する
  • ポジティブに考える
  • 人と比較しない

など。

このような意識的な行動が、幸福度に40%も影響を与えるのです。

これらの行動は意識的な行動ですから、自分でコントロール可能です。
それに対して、遺伝要因はコントロール不可能です。

遺伝要因や環境要因に気をとられてくよくよするよりも、自分でコントロール可能な40%に集中して、幸福度を意識的に高めていく。

これが幸福に生きる秘訣だそうです。

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