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「なんでわかってくれないの?」
「なんでできないの!?」
「私はこんなにやってあげてるのに・・・!」

人間関係の悩みはつきません。

しかし、あなたが何気なく口にしてしまっているその言動は、人間関係を破壊してしまう致命的な習慣かもしれませんよ。

 

他人の行動はコントロールできない

他人の行動はコントロールできません。
他人を変えることはできません。

ガミガミ言えば、子どもが静かになる。
厳しく言えば、部下は気を付けるようになる。

こういった行動によって、表面的には相手の行動を変えることができるかもしれません。
しかし、それはあなたが相手をコントロールしたのではなく、相手が「うるさいからここは言うことを聞いておこう」と、彼自身の意思で選択した結果の行動でしかありません。

本当の意味で、相手をコントロールすることなんてできないのです。

このような考えに基づいてつくられたのが、『選択理論心理学』という考え方です。
選択理論とは、簡単に言うと、
自分でコントロールできるのは自分の行動だけ。他人の行動はコントロールできない。このことを基本に考えていけば、人間関係が変わる!
という考えの心理学です。

選択理論とは (選択理論.jp)

 

人間関係を破壊する「致命的な7つの習慣」

しかし、多くの人は「自分が○○すれば、相手は言うことをきく」「相手を変えられる」と勘違いしています。

そこでついついとりがちなのが、下のような行動です。
これを選択理論心理学では『人間関係を破壊する「致命的な7つの習慣」』といいます。

私たちは知らず知らずのうちにこのような行動をとり、人間関係を壊してしまっています。

【致命的な習慣1】 文句を言う

「うるさい!」「ふざけんな」「最悪」などの罵声、舌打ちなど。
とにかく相手を否定してやろうという姿勢です。

【致命的な習慣2】 脅す

「もう知らないよ」「じゃあ別れよう」「言いつけるよ」など。
相手の弱みにつけこんで相手をコントロールしようとしています。

【致命的な習慣3】 責める

「あなたのせいよ!」「なんでこんなことしたの?」など。
相手の非をあげつらって非難しています。

【致命的な習慣4】 罰を与える

罰を与えることで、一時的に相手が変わったように見えることもあります。しかし、罰がなくなった途端に相手の行動は元に戻ります。

【致命的な習慣5】 批判する

自分は正しく、相手は間違っているという姿勢です。特に「相手のために私が言ってあげないと!」という善意から批判している場合にはやっかいです。

【致命的な習慣6】 褒美で釣る

罰の逆の方法ですが、本質的には罰と同じです。
褒美を与えられることに慣れた人はさらに大きな褒美がないと動かなくなります。

【致命的な習慣7】  ガミガミ言う

ガミガミ、くどくど、ねちねち・・・。とにかく口うるさく言うことで、相手が言うことを聞いてくれる場合があります。しかし、それは相手が仕方なく、その場限りあなたに合わせただけにすぎません。

 

以上が『人間関係を破壊する「致命的な7つの習慣」』です。
・無視する ・馬鹿にする ・比較する
などもこの致命的な習慣のバリエーションです。

これらの習慣をやめれば、少しだけ人間関係が楽になるかもしれません。

人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論

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