静岡県島田市にある『蓬莱橋』に行ってみました!
蓬莱橋は大井川にかかる橋で、世界最長の木造の橋だそうです。
蓬莱橋の歴史
1867年、徳川慶喜公は政権を朝廷に返上しました。(大政奉還)
これによって260年続いた江戸幕府が幕を閉じることになりました。
江戸幕府がつぶれるということは、幕府に務めていた幕臣達は全員失業してしまうということです。
慶喜公は戊辰戦争で敗れた後、静岡に移り住んでくるのですが、この時、多くの幕臣たちも一緒に静岡についてきました。
しかし、新政府に領地も奪われた慶喜公や旧幕府には、彼らを雇うだけの経済力はありませんでした。
そこで、旧幕臣達は牧ノ原台地に移り住み、この地を開墾して、お茶をつくりはじめました。
それが牧ノ原茶園のはじまりです。
牧ノ原台地には店や町はありませんから、彼らは買い物に行ったりするのには島田宿にまで通っていました。
昔、大井川は『渡るに渡れぬ大井川』と言われ、東海道の難所のひとつとされていました。
毎回、小舟で大井川を越えるのは、とても大変です。
そこで、1879年につくられたのが蓬莱橋です。
その後、少しずつ改良を重ねながら、今日の姿になっています。
ながい!!
皆さんがどれくらいの橋を想像しているかはわかりませんが、とにかく皆さんの想像よりは長いことは確かです。
たぶん、のんびり見物しながら歩いたら往復で30分以上はかかると思います。
私はスタスタ歩いても20分ぐらいかかりました。
小さな子どもと一緒に行くのは少しコワイですが、小学校中学年~大人まで充分に楽しめるスポットですよ!