人間は"慢性的なストレス"に弱いものです。
慢性的なストレスとは、モヤモヤとずっと心の中にとどまり続けるストレスのことです。
慢性的なストレスはいつの間にかその人の精神や肉体をむしばんでいきます。
この状態を回避し、ストレスフリーに生きるためには、定期的に頭の中をからっぽにして、心をリセットしてあげる必要があります。
イヤなことや気にかかることを、意図的に『忘れる仕組み』をつくるのです。
以前、当ブログで『忘れる仕組み』についてこんな記事を書きました。
ストレスから解放されるために『忘れる』仕組みをつくろう!!
今日は『忘れる仕組み』をもう少し詳しく解説いたします。
忘れる仕組み1:書き出す
忘れるための仕組みのひとつめは書き出すことです。
頭の中にモヤモヤとつまっているものを、書き出すことによって、頭の外に吐き出してやるのです。
書き出す内容は主に以下の2つです。
・覚えておきたいこと・・・予定、タスク、忘れてはいけないこと、アイデアなど
・忘れたいこと・・・今日あったイヤなこと、今日の反省点など
1日を終えた時、これらが渾然一体となって頭の中に溜まっています。
これを書き出すことによって、頭の外に出してやる。
そうすると、忘れやすくなります。
書き出す方法としては
・日記 ・ブログ ・SNS ・スケジュール帳 ・タスクリスト ・メモ帳 ・紙
などが挙げられます。
まずは自分がとっつきやすいところからで構いません。
とにかく頭の中にあることを書き出し、吐き出して、忘れてしまいましょう。
忘れる仕組み2:運動する
運動することによって、半強制的に頭の中をからっぽにしてやることができます。
私は運動が大の苦手で、大嫌いだったのでした。
運動なんて疲れるだけだし、ただでさえもストレスを抱えている中で、さらに負荷をかけたら余計ストレスになる。
なんて思っていました。
しかし、すごくストレスを抱えていた時、ムシャクシャして無性に走り出したくなりました。
それで試しにジョギングをしてみたのです。
すると、頭の中がからっぽになり、心身共にリフレッシュすることができました。
この体験をしてから、ジョギングが病みつきになってしまいました。
私の場合は運動が苦手なので、ちょっとハードな運動をするだけで、あれこれと考える余裕がなくなります。
それで半強制的に頭の中をからっぽにすることができます。
それはもう『無の境地』に近いものです。
一番確実に、手っ取り早くストレスを消す方法は運動をすることです。
忘れる仕組み3:没頭する
余計なことも考えず、時間も忘れて没頭できる趣味はありますか?
ネットでも、映画でも、音楽でも、本でもなんでも良いです。
そういう趣味があると、それに集中している時は頭の中からモヤモヤを追い出すことができます。
禅の世界で、ひとつのことに没頭して、集中することを『三昧(さんまい)』と言います。
三昧の境地に至ると、心が無になり、とても安らかな精神状態を得られると言います。
頭の中のモヤモヤを忘れて入り込める、趣味の世界を持ちましょう。
<参考>
以前、当ブログで『ストレスフリーで仕事をするための三原則』というものを紹介しました。
そちらも併せてご覧下さい。
<ストレスフリーで仕事をするための三原則>
・捨てる・・・物・情報をバンバン捨てる
・忘れる・・・覚えておくべきことは記憶しないで、リストに記録する
・考えない・・・事前に立てた計画に従う。その場の判断で行動しない