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現代人は多くのストレスに悩まされていますが、一番タチが悪いのが『慢性的なストレス』です。
慢性的なストレスは知らず知らずのうちに、人の心身をむしばんでいきます。

これを防ぐためには、頭の中をからっぽにして、リセットしてやることです。
『忘れる仕組み』を意図的につくってやるのです。

 

 

人間は慢性的なストレスに弱い

人間は慢性的なストレスに弱いと言われています。
進化心理学的に考えると、この原因は人間が狩りをしていた時代にまでさかのぼります。

人間が狩猟採集の生活をしていた時代にも、ストレスはありました。
例えば、ライオンに遭遇して命の危険にさらされた時。

しかし、このストレスはライオンから逃げてしまえば、それで終わり。
ストレスはせいぜい数分~半日ぐらいしか継続しません。

対して、現代人が抱えるストレスは、このようなストレスとは全く異なります。
先の見えない仕事、絶え間ない対人ストレスと孤独など、終わりのない、慢性的なストレスばかりです。

何百万年も狩猟採集生活を営んできた人間は、まだこのような現代社会のストレスに適応できていません。
だから、私たちは慢性的なストレスにさらされ続けると病んでしまうのです。

 

『忘れる仕組み』をつくる

慢性的なストレスから解放されるには、頭の中をリセットしてやることです。
つまり、忘れることです。

・・・と言っても、記憶の一部分だけを都合良く消すなんてことはできませんから、
頭の中にギュウギュウ、モヤモヤと詰まっているものを、全部吐き出してしまう必要があります。
これを定期的やる。

つまり、意図的に『忘れる仕組み』をつくるのです。
定期的にパソコンのフォルダを整理してやるようなイメージです。

人間の脳はもともと忘れるようにできている、と言います。
すべてを覚えていたら(特にイヤなことを覚えていたら)、処理しきれなくなって、頭がパンクしてしまうからだそうです。

しかし、現代の社会生活においては、この機能がまったく追いついていません。
だから、自分で、意図的に『忘れる仕組み』をつくって、忘れる機能を助けてやる必要があるのです。

 

3つの忘れる仕組み

具体的な『忘れる仕組み』を3つ紹介します。

忘れる仕組み1:書き出す

覚えておきたいこと、忘れたいことなど、頭の中にグチャグチャ溜まっていることを書き出し、頭の外に吐き出すことによって、忘れやすくなります。

忘れる仕組み2:運動する

運動するとリフレッシュできます。特にキツメの運動をしている時は、無駄なことを考える余裕がないので、強制的に忘れられます。

忘れる仕組み3:没頭する

趣味や読書などに夢中になっている時はイヤなことは忘れられます。没頭できる趣味を持ちましょう。

 

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