今日は『ストレスフリーで仕事をするための三原則』をご紹介します。
それは次の3つです。
<ストレスフリーで仕事をするための三原則>
・捨てる
・忘れる
・考えない
『捨てる』とは、物を捨てるための仕組みをつくり、物も情報もドンドン捨ててしまうこと。
『忘れる』とは、頭で記憶しないで、リストなどに記録すること。
『考えない』とは、その場の思いつきで仕事をしないで、やるべきことを事前に決めておくということです。
捨てる
『所有意識』というのは生物にとって、かなり強力な欲求です。
放っておくと、物をドンドン溜め込んでしまいます。
しかし、物を溜め込みすぎて、ゴチャゴチャになってしまった状態というのは、仕事をする上でとても大きなストレスとなります。
机が汚いというだけでも大きなストレスです。
それに加えて、『どこになにがあるかわからない』『自分がダメな人間になったような気がする』など、さまざまな精神的ストレスを受けます。
そうならないためいは、物を溜め込まないように、強制的に物を捨てるための仕組みをつくってやる必要があります。
そのための仕組みとして私がお勧めしたいのは以下の3つ。
- 机の上に物を置かない
- 一時保管BOXをつくる
- 1週間に1つ物を捨てる・・・なんでもよいので、週に1つは物を捨てましょう
※A、Bについて、詳しくは下記リンク参照。
いつも机の上がゴチャゴチャのあなたも・・・!物を置かなければ机は片付く!!
忘れる
デスクトップにアイコンがたくさん並んでいる人、いますよね?
あれはメモリの無駄遣いだそうですね。
表示しておくだけで、メモリを使ってしまうとか。
(もっとも、最近のパソコンにとってはそんなに影響はないようですが)
脳も同じです。
なにかを覚えておくということは、それだけで脳のワーキングメモリを使ってしまいます。
長期記憶なら問題はありません。
しかし、「今日、スーパーで買うべき物」「明日までにやること」など(=短期記憶)を覚えておくには、脳のメモリーを使います。
これは大きな無駄遣いです。
本来なら目の前の仕事に10の力を投入できる人が、「今日、スーパーで買うべき物」という記憶が脳の片隅にあるだけで、8の力しか投入できないのです。
そんな記憶はさっさと頭の外に吐き出してしまうべきです。
紙に書いておく、写真に撮る、ボイスレコーダーに吹き込んでおく、など、記録方法はお好きなもので構いません。
なるべく記憶しないようにしましょう。
ただし、リストはなるべく1つにするべきです。
いろんなところに、いろんなメモがあると、やり残しの原因になります。
考えない
私は「事件は会議室で起こってるんじゃない!」というセリフが大嫌いです。
現場の臨機応変な対応はとても大事ですが、現場の判断だけで動いてしまったら収集がつかなくなることだってあるでしょう。
会議室にいて、大局的な視点から、全体を見て判断する人も必要です。
これはタスク管理においても同じです。
現場は、「その時」「その場」にいる『あなた』です。
会議室は、「事前に」「計画を立てている」時の『あなた』です。
例えば、ダイエットをしているとしましょう。
現場の『あなた』は、「今日は疲れているし、昨日までよくがんばったから今日ぐらいは甘い物を食べたい」と言います。
会議室の『あなた』は、「いや、あと1週間で1kg痩せるためには、今日も1500kcal以内におさえるべき」と言います。
そう。
残念ながら、タスク管理においては、現場の『あなた』よりも、会議室で、事前に計画をしている時の『あなた』の方が圧倒的に正しいのです。
その場で考えるのはやめましょう。
多くの場合、判断を誤ります。
例えば、朝一番で「今日やること」を書き出す。
それだけで全然違います。
あとは現場がそれに従えば良いだけです。
もう一歩進むと、タスクリストをつくったり、スケジュール管理をしたり、という段階に入りますが、まずはちょっとしたことからはじめてみましょう。
<参考>
![]() |
はじめてのGTD ストレスフリーの整理術
デビッド・アレン 二見書房 2008-12-24
|
言わずと知れたタスク管理の名著。
![]() |
クラウド時代のタスク管理の技術―驚くほど仕事が片付いてしまう!
佐々木 正悟 東洋経済新報社 2011-11-25
|
タスク管理の巨匠 佐々木さんの本です。
[…] 以前、当ブログで『ストレスフリーで仕事をするための三原則』というものを紹介しました。 […]
[…] ・ストレスフリーで仕事をするための三原則 […]
[…] 以前、『捨てる 忘れる 考えない!ストレスフリーで仕事をするための三原則』という記事で、ストレスフリーで仕事をする方法を紹介しました。 […]