TOP» 教育»

子どもの人格を決める5つの法則~親よりも子ども集団の影響が大きい~

投稿日:  カテゴリ: 教育.
このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る
Share on Facebook

medium_251503706

子どもは自分と似た子ども同士で集団をつくり、その中で人格を形成していきます。

アメリカの心理学者ジュディス・リッチ・ハリスは、子どもが集団の中で人格を形成していくことについて、次の5つの法則を発見しました。

その5つの法則がこちら。

1.似たもの同士の法則
2.同一化の法則
3.文化対立の原則
4.役割分化の法則
5.排他の法則

<参考>

不愉快なことには理由がある

 

1.似たもの同士の法則

子どもは自分と似た子どもに引き寄せられます。
幼児でもそうです。
似ているというのは性格、趣味、容姿についてです。
アメリカの幼稚園などでは特に何も指導の手を加えないと、いつの間にか自然に同じ人種同士で集団ができているそうです。
(幼児でそうなるということは、特になにも教えていなくてもそうなる性質があるということです)

 

2.同一化の法則

子どもは自分たちの集団にできるだけ同化しようとします。
集団に適応し、つながりを強めることは集団の中で生き延びるための戦略です。
人間は本能的・生得的にこの傾向を洩っています。
ギャルやヤンキー集団が同じような服装をし、同じようなコトバヅカイをするのはそのため。彼らの生き残り戦略なんですね。

 

3.独立文化の原則

似たもの同士によってつくられた子ども集団は、他の子ども集団と異なる文化をつくりあげます。
そしてその文化は、他集団の文化と対立します。
集団内での同じような服装、言葉遣いは、この原則にも当てはまります。

 

4.役割分化の法則

子どもは集団に同化しつつ、その集団内では少しでも目立とうとします。
そのために集団内で自分独自の役割(キャラクター、ポジション)を見つけ、その役割を演じていきます。
そして、より目立つために、自ら進んで、さらにその特性を伸ばしていきます。
性格とか、特技、趣向などは、この過程で生まれます。

 

5.大人排除の法則

子ども集団は大人の介入を極めて嫌います。
自分たちの文化の独立性が脅かされるからでしょう。
そのため、子ども集団の中では「チクった」とか「親が首をつっこんできた」ということが、非常に大きな問題となります。

 

親の育て方は関係ない!?

ハリスはこのような子ども集団の中で子どもの人格が形成されていくと考えています。

そして、興味深いことに、彼によれば、この人格形成において、家庭環境や親の愛情、育て方はあまり関係ない、と言います。
育て方ではなく、遺伝などの初期値によって所属する子ども集団が決まり、その最初の選択の差がドンドン大きくなって、じんかくや性格が形成される、というのです。

教育者からはものすごく嫌われそうな説ですが、納得できる部分もあり、とてもとてもおもしろい説です。

<参考>

不愉快なことには理由がある

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る
Share on Facebook