私は1年のはじめにしっかり計画を立てます。
人間のその場での判断力には限界があります。
無計画にその場限りの立ち回りをしていては無為な時間を過ごすだけ。
この1年を充実した1年にするために目標を立てましょう。
系統的に目標を立てる
今年の目標を立てる前にちょっと考え見て下さい。
あなたは5年後、どうなっていたいのか?
そして、人生の最後にはどうなっていたいのか?
5年後の目標に向けて、今年の目標があります。
人生の目標に向けて、5年後の目標があります。
その場の思いつきや、今の思いだけで今年の目標を立てるのではなく、まずはもっと大局に立って人生を考えてみましょう。
具体的には
1.人生の価値観
2.人生のヴィジョン
3.5年後のゴール
4.今年の目標
5.今期の重点目標
という順番で目標を立てていきます。
あくまでもトップダウンで、大きな目標を徐々にかみ砕いていき、行動レベルまで落とし込んでいく、というやり方です。
1.人生の価値観
まずは、人生の中で大切にしたい考え方を整理します。
あなたが何かに迷った時の判断基準、生き方の指針のようなものです。
例えば、私の第一の価値観は
『人の役に立ち、人から感謝されること』
ということです。
何かに迷った時には、『人の役に立つ』方を選びたいと考えています。
しかし、これは冷静に考えればそうなのですが、急に何かを判断する場面になると、この価値観を忘れて楽な方を選んでしまったりします。
そこで、これを明文化して、定期的に見返す必要があります。
目標を立てる際にも、その場の感情だけで立てずに、自分の価値観を意識した上で立てるとスムーズなのです。
2.人生のヴィジョン
価値観に基づいて、人生の最終目標が生まれます。
最終的にどうなりたいか?ということです。
例えば、私は
「音楽教育の専門家として有名になる」
というような最終目標を持っています。
ただ、仕事だけ、プライベートだけ、というように、どこかに偏っている人生は必ずしも幸せとは言えません。
そこで、人生のヴィジョンは【仕事】【プライベート】【家庭】【経済】【健康】などの面について、それぞれについて考えた方が良いでしょう。
3.5年後のゴール
次に、人生のヴィジョンを達成するために、5年後にどうなっていれば良いかを考えます。
これも【仕事】【プライベート】【家庭】【経済】【健康】の5つの面について、それぞれについて考えます。
ここまでくると、だいぶ具体的なイメージが沸いてくると思います。
5年後のゴールは目標管理の中の中核です。大きな目標と、身近な目標をつなぐ存在です。
5年後のゴールを立ててみて、改めて人生のヴィジョンを見直し、修正してもよいでしょう。
私の場合、約3~5年で転任になるので、いまの学校から転任する時にどうなっていたいか?という視点で5年後のゴールを設定します。
4.今年の目標
さて、次はいよいよ今年の目標を立てる段階に入ります。
5年後のゴールを達成するためには、今年どうしたら良いか?ということを考えていきます。
5年後のゴールを踏まえて【仕事】【プライベート】【家庭】【経済】【健康】の5つの面について、それぞれについて考えましょう。
ただし、ここで注意すべきは、あまり目標を多くしすぎないことです。
目標が多すぎると、見返すのもイヤになってしまいます。
やりたいことがたくさん出てきていると思いますが、ここはグッと我慢。
本当にやりたいこと、やるべきことだけに絞っていきましょう。
5.今期の重点目標
最後は、目標をさらにかみ砕き、行動レベルに落とし込む段階です。
私の場合、学校の年周期が3学期制のリズムなので、1~3月、4~8月、9~12月の3期に区切って考えています。
これも5年後のゴールや今年の目標同様、5つの面に分けて考えていきます。
頻繁に見返すべき目標は一覧表にする
5年後のゴール~今期の重点目標までを一覧表にしたのが下の表です。
これを定期的に見返します。
ヴィジョンや価値観は大きすぎるので、半年に1度も見直せば良いですが、この目標はできれば週1回ぐらいは見直していきましょう。
目標を維持管理する方法については次回書きます。
<参考> 1年の計は元旦にあり!今年1年を飛躍の年にするための目標を立てよう!
前回も目標管理について書いたのですが、ちょっとわかりにくかったと思うので、今回の記事で補足しました。
<エムの目標管理関係記事>
1年の計は元旦にあり!今年1年を飛躍の年にするための目標を立てよう!
せっかく立てた目標を忘れないために!定期的に目標を見直すシステムを!
[…] 人生のヴィジョンから系統立てて目標を立てる私の方法 […]