ここ10年ほど様々な速読法にチャレンジしてきましたが、やり方が悪いのか、センスがないのか、どれもなかなか身につきませんでした。
しかし最近、やっと自分なりの速読法が確立できてきました。
速読法の中には、右脳がどうとか、波動がどうとか、非科学的でオカルトなものも多いです。
また、視野を広げるとか、眼球運動がどうとか、スポコン漫画のように血のにじむような努力が必要なもののあります。
現在、私が取り入れている方法は、誰でも、すぐに、簡単にできる方法です。
今日はその方法『スギヤマ流 速読法』を紹介します。
- 音声化しないで読む
- 2~3行まとめて読む
- 緩急つけて読む
- 質より量と心得る
音声化しないで読む
まず私たちは、小中学校で教わる本の読み方から脱却しなければなりません。
その読み方とは『なぞり読み』です。
行を指でなぞるように、ゆっくり、ていねいに、1文字1文字音読しながら読んでいく方法です。
(実際に声に出していなくても、頭の中で声に出している場合も音読に含めて考えます)
読書速度が上がらない最大の原因はこの『なぞり読み』です。
小中学生は言語力が未熟なため、読み間違えたり、意味を取り違えたりしないように、1文字1文字確認しながら読んでいかなければなりません。
なぞり読みはそのような読み方なのです。
言語力のある大人が読書する際にはこのような読み方をする必要はありません。
まずは頭の中で文章を音声化しながら読むのをやめましょう。
慣れないうちは中々難しいですが、まずは「音声化しないで読もう」と意識しながら読むところからはじめればOKです。
だんだんできるようになってきます。
「文字を読む」のではなく、「文字を目で追う」ような意識で読むと良いかもしれません。
2~3行まとめて読む
音声化しないで読めるようになったら、2~3行まとめて読んでみましょう。
意外とできます。
これも慣れればできるようになります。
実際、ピアニストは2段組の楽譜をスラスラ読みますし、10段組ぐらいの楽譜を同時に読める指揮者もいます。
ポイントは2段まとめて「目で追いかけること」「目で2行まとめて塗りつぶしていくこと」です。
緩急つけて読む
本の中で本当に重要な部分は全ページの中の2割ほどです。
すべてのページ、すべての段落に同じ労力を裂いて読むことはナンセンスです。
自分にとって、さほど重要ではない部分はササッと読み流し、重要だと思ったところはじっくり読めば良いのです。
「斜め読み」「読み飛ばし」ではなく、「読み流している」という感じです。
一応、目で文字は追っていますから、読み流した部分にどんなことが書いてあるかはだいたいわかります。(あくまでもだいたいですが)
それが緩急つけて読むということです。
私はこれをやり始めてから、格段に読書スピードが上がりました。
緩急つけて1冊読み終えた時と、じっくり丁寧に1冊読み終えた時、どちらが自分の中により多くのものが残ると思いますか?
実は読み終えた後に自分の中に残っているものの量は大して変わらないのです。
質より量と心得る
読書スピードが上がった分、たくさんの本を読むようにします。
読書には質よりも量が大事です。
1ヶ月に1冊をじっくり読むよりも、1ヶ月に4冊をササッと読んだ方が絶対に多くのことを学べます。
私は速く読むことによって読書の質が落ちるとは思いませんが、もしそれよって読書の質が落ちるとするならば、質を量で補えば良いのです。
ちなみに私はがんばって速読を勉強していた時、速読関係の本を20冊ぐらいは読みました。
たくさん読むことによって、いろいろな流派の考え方を学べ、また多面的に物事をとらえることができるようになります。
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