PB172639

斎藤孝先生の著書『誰も教えてくれない人を動かす文章術』という本を読みました。

この本の中で特に印象的だったのは、文章を書く際は最初に「最後の一文を決めてから書く」という点でした。

 

最後の一文から書く

文章を書いているうちに、文の流れがあっちこっちに蛇行して、書いている本人でさえ、ゴールがどこへ言ってしまうのかわからなくなることが、ままあります。
しかし、あらかじめ結論となる一文を決め、「最後のこの一文につなげられれば、なんとか文章を締めくくることができる」という安心感があると、途中で文章がフラフラしても、落ち着いて書き進めることができるのです。
(斎藤孝著『誰も教えてくれない人を動かす文章術』より)

文章を書いているうちに、『オチ』がわからなくなってしまう。
・・・ものすごくよくあります。

しかし、この本を読み、「まず最後の一文を決めてから書く」という手順で文章を書くようにしてから、オチやゴールがわからなくなってしまうことはなくなりました。
すごく単純な原理ですが、ゴールを決めてからスタートすれば迷うことはないのです。

この方法は本当に効果テキメンです。
文章を書く際にはぜひお試し下さい。

 

文章を書く際に必要なのは『段取り力』

文章力は、「段取り力」と言い換えてもいいと私は思っています。
これさえ身につければ、頭の中が整理でき、書くという作業の半分はできたも同然です。
(斎藤孝著『誰も教えてくれない人を動かす文章術』より)

斎藤先生は『段取り力』というのをとても大切にしています。
他の著書では、仕事や勉強でも『段取り力』が大切だと提唱しています。

本書では文章を書く際の段取り力として以下のような手順を挙げています。

  1. ネタ出し・・・思いつくままにキーワードを書き出す
  2. 重要度を決める・・・いくつかキーワードが出てきたら、重要だと思うキーワードに丸をつける
  3. 順番を決める・・・そのキーワードに順番をつけ、文章の構成を考える。
  4. 最後の文章を決める(ゴールを決める)
  5. タイトルを決める
  6. 通過地点を決める・・・2で丸を付けたキーワードをタイトル→ゴールの中間地点として配置する

この他にも本書には文章を書く際のヒントがたくさんつまっています。

ブロガーの皆さんはもちろん、仕事で文章を書く機会がある人や学生さんも読んでおいて絶対に損の無い1冊です。
ぜひご一読下さい。





LINEでお友達登録してくださった方に、教育・ビジネス・心理学・速読関係のちょっとためになる情報や著者すぎやままさかずのセミナー・イベント情報を先行して配信しています。

↓からぜひご登録ください。
友だち追加

(うまくいかない場合はLINEの友だち追加画面から『@zbp5925q』で検索!)