「社会のルールってやつは全て頭のいいやつが作っている。そのルールは頭のいいやつに都合がいいように作られているんだ。逆に都合の悪いところはわからないように隠してある。つまり頭使わずに面倒くさがっていると一生騙されて高い金払わされるんだ。騙されたくなかったら、損して負けたくなかったら、お前ら勉強しろ」
(漫画『ドラゴン桜』より)
知識は社会で勝ち抜くための武器です。
小数を理解していない子どもたち
先日、こんな報道がありました。
小6の多く「割合」苦手 中学の「比例」理解に影響 学力テスト – MSN産経ニュース
国立教育政策研究所が全国学力テスト4回分の結果を分析し、小学6年の多くが、小5までに習う算数の「割合」を理解できず、中学校の「比例」「反比例」の理解に影響を及ぼしていることが20日、分かった。 小数の割り算や掛け算の意味を理解しているかを問う文章題が苦手なことも分かった。 研究所によると、小学校の算数で割合に関する出題11問全部で正答率が70%を下回り、50%以下の問題も5問あった。例えば、割引券を使うと値引き額が最も大きくなる商品を尋ね、理由を説明する問題(2010年度)の正答率は17%にとどまり、割合の意味を理解して文章や数式で表すことに課題があった。 …
小学校6年生の半数近くが小数の乗法除法を理解しておらず、それによって中学校で習う比例の計算の理解にも影響が出ている、というのです。
最低限負けないために勉強しよう
やはり最低限の知識は必要です。
「勝つために」ではなく、「負けないために」・・・。
小数の計算が理解できないなんて「こちらの方がお得ですよ!○割引ですよ!」という口車にカンタンに乗ってしまうレベルということです。
残念ながらだましてお金を取ろうとしている人はたくさんいます。
そういう人に負けないためには、最低限の武器(護身術)として知識を身につけておく必要があります。
小数の計算ができない子どもたちのニュースを見て、そんなことを考えました。