長引く不況、就職難、めまぐるしい技術革新・・・。
いま、私たちはこんな不安な、激動の時代を生きています。将来のことを考えるだけで暗い気持ちになりますね。
しかし、逆に考えてみましょう。
激動の時代だから、チャンスがあるんです。
激動の時代だから、あなたもパイオニアになれるんです。
※先日行われた静岡ライフハック研究会Vol.5での北真也氏(@beck1240)の講演内容のまとめ+エムの私見です。
あなたもパイオニア
現代は激動の時代です。
幕末にも劣らないほど、社会は行き詰まり、まためまぐるしく世の中が変化しています。
就職難だの不況だの、そんなことを考えていると、暗い気持ちになりますが、実はこれはチャンスでもあるのです。
幕末、京都で名も無い草莽の志士たちが新しい日本をつくるために奮闘しました。
激動の時代だからこそ、名も無き若者たちが活躍できるチャンスがあるのです。
先が見えない時代だから、新時代を切り開くパイオニアになれるのです。
講演の本題ではありませんが、私は個人的に、北氏のこのメッセージが一番グッときました。
勇気をもらいました。
日本の夜明けを求めて幕末を駆け抜けた志士たちのように、私たちにも時代を駆け抜けるチャンスがあるのです。
失われたの20年
1990年代後半~2000年代前半にかけて、日本は超就職難の時代=就職氷河期に突入しました。
この時代に大学を卒業し、社会人になった世代を『ロストジェネレーション』(ロスジェネ/失われた10年)などといいます。
ちょうどいま30代の人たちです。
この時代、日本中で雇用がグッとしぼられたため、どこの企業でもこの世代の人だけはとても少ないのです。
北氏曰く、実際にはこの年代はもう少し幅広く、どこの職場でも30代~40代の働き手が少ないそうです。つまり、『失われた10年』ではなく、『失われた20年』なのだそうです。
30代~40代がいないということは、20代と50代の間で、大きな世代の溝ができているということです。このため、50代の方々が培ってきた仕事の技術が、20代に受け継がれにくい、という問題が起こっているようです。
それに加えて、日進月歩の技術革新のため、10年前の仕事のやり方ではもう通用しないものも多いです。
そのため、若者たちは仕事の技術ややり方を伝承されないまま、仕事をしていかなければならない、という現状にあるというのです。
パイオニアになろう
こういう現状を考えると悲観的になりがちですが、これは逆にチャンスなのだ、と北氏は言います。
だったら自分たちが新しいパイオニアになればいい!
・・・と。
自分たちが新しいやり方を見つけ、技術を蓄積し、時代を築いていけばいいのだ、と。
確かにその通りです。
新しい日本をつくっていくのは、新しい世代なのです。
先が見えないからこそ、自分たちで切り開いていけばいいのです。
先人たちもこんな風に考えて日本をつくってきたのではないか、と思いました。