先日、掛川市にある実家に帰りました。
そこで田舎育ちの私でも驚くような事件が起こりました。

ハクビシンが出たのです。

そして、それを84歳になる祖母が棒を持って、そいつを追いかけまわしたのです。

事件の顛末を、順を追って説明しましょう。

 

ケモノの匂い

私の実家は静岡県掛川市の田舎にあります。
もんのすごい田舎です。
一番近いコンビニまで5kmぐらい離れています。

私はお盆休みを利用して、その田舎の実家に帰りました。

普段、静岡市内で暮らしている私は、家の周りを散歩をしたりして、久々の田舎暮らしを満喫していました。

そして、自分のクルマの横を通りかかった時に気付いたのです。

何か…臭う…!

それは田舎育ちの私でなければ気付かないほどの匂いだったと思います。
しかし、Aランク田舎育ちの私の嗅覚は誤魔化せません。

私はハッキリと気付いたのです。
それは確かにケモノの匂いでした。

私は恐る恐るクルマの下に目をやりました。
するとそこにはガサゴソとうごめく茶色い影が…。

それはハクビシンでした。

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ハクビシン

ハクビシンというのは、タヌキとイタチのハーフのようなケモノです。
田舎の人にとっては、畑のトマトやナスなどを荒らすケモノです。

しかし、様子がちょっとおかしい。

私が近づいても、ノソノソと動くだけで逃げないのです。

よーく見るとそのハクビシンは頭にケガを負っていました。

クルマに轢かれたのか、他のケモノにやられたのか、はたまたうちの飼い猫にやられたのか…。
とにかく、そのハクビシンはケガのため、だいぶ弱っていたのです。

普通だったら、私もすぐに追い払うところです。
しかし、私は迷いました。

こいつはかなり弱っている…。

ここで乱暴に追い払うのはちょっとカワイそうかもしれないな…。
困った私はSランク田舎育ちのあの人を召喚することにしました。

 

…そう。祖母です。

 

祖母召喚

祖母は今年で84歳になります。
私に呼び出された祖母はヨロヨロとクルマの下を覗き込みました。

祖母「あれ!やだよ!ホントだ」

エム「なんかケガしてるみたいで、弱ってるだよ。頭ケガしてるで、ほっといたらそのままここで死ぬに」

祖母「(゚Д゚;)…!!!???

そりゃあ困るに!こんなとこで死なれちゃ困る!!わしが片付けんといかんだでー」

 

そう言うと祖母は、颯爽と家の裏手に向かい、なにやらゴソゴソと探しはじめました。
そして、戻ってきた祖母が手にしていたのは、1.5m近くある棒でした。

それはまるで佐々木小次郎が愛用したという物干し竿かと見まごうほどの得物でした。

 

祖母VSハクビシン

祖母はその棒でクルマの下をつつき回しました。
すると、さすがに耐えかねたハクビシンがクルマの下から飛び出してきました。

はぁ…これで一件落着…

 

…と思いきや、なんとハクビシンは山の方ではなく、隣の家の方に逃げ込もうとしたのです。

祖母「コラァ!そっちぃ行っちゃあいかんに!」

祖母はそう言いながらハクビシンを散々に追いかけまわしました。
そして、苦戦のすえ、ようやく山の方へと追いやったのでした。

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ケガをしたハクビシンはちょっとかわいそうでしたが、田舎の人は畑を荒らすケモノにとても厳しいのです。