池田千恵さんの『「朝4時起き」ですべてがうまく回り出す』という本を読みました。
「早起きで人生を変えたい!」と思いつつ中々実行できていない、という人は多いと思います。この本はそんな人のための本です。
この本には、早起きのための小手先のテクニックは紹介されていませんが、読み終わった後には自然と「早起きしたい!」と思えるようになっています。
![]() |
池田 千恵 マガジンハウス 2009-07-23 売り上げランキング : 109424
|
この本の3つのまなびポイント
ポイント1: 早くても遅くても起きるのはツライ!!
この本は、『早起き』についてパラダイムシフト(とらえ方を変えること)をしてくれます。
その第一は、「朝起きるというのは、早くても遅くてもツライ!!」ということです。
例えば、朝5時に目覚ましが鳴って、
「うーん・・・起きられない・・・。昨日は寝るのが遅かったし、体調も悪いし、もう1時間寝てしまおう」
と思って二度寝してしまう、という経験は誰にでもあると思います。
しかし、二度寝して起きる時もまたツライのです。
朝5時に起きるのも、朝8時に起きるのも、10時に起きるのも、朝起きるということはツライのです。二度寝してしまう、というのは、そのツラさを二度繰り返すことになります。
だったら、『今』起きてしまいましょう。
ポイント2: 言い訳しないで起きよう
目が覚めたらとりあえず起きよう、というのも、とても有効な手段です。
多くの人は目覚ましをかけておけば、とりあえずは目は覚めます。
しかし、そこから起きられないのです。
「昨日も寝るのが遅かった」「あと10分は大丈夫」「疲れている」などと言い訳をしてしまうためです。
そこで、目が覚めたら、何も言い訳をしないで、ガバッと起きてしまうと決めておきましょう。言い訳をする暇も無く、とにかく目が覚めたら起きるのです。
ポイント3: ライフワークバランスをとるためにも早起きしよう
池田さんいわく、ライフワークバランスというのは「仕事と遊びをどちらも同じ土俵に上げて、同じ視線で考えること」だそうです。
「仕事優先!!」とか「プライベートでは一切仕事のことは考えません!」ではなく、人生の中でどちらも同じぐらいの重みを置いて考え、どちらも楽しんでいこう、ということです。
そのためには趣味やプライベートに使う時間を充実させなければなりません。
仕事の時間はある意味強制的に確保されていますから、ややもするとプライベートの時間は食べて寝るだけ、ということにもなりかねません。
そのために有効なのが朝時間の活用です。
脳は寝ている間に情報を整理しているので、朝は最も脳内がクリアで、クリエイティブな活動ができる時間なのだそうです。
朝の1時間は、アフターファイブの2時間分にも匹敵するほど、密度の濃い時間なのです。
まとめ
私は大学時代は遅刻の常習犯で、ずっと「自分は朝弱い」と思い続けてきました。
しかし、働き始めてからは毎日朝6時半には起きられるようなり、最近では朝5時半起きが習慣化しつつあります。
慣れるとなんでもないことなのです。
ただ動き出すためには、背中をポンと押してくれるものが必要です。
この本は朝早起きしたいけど中々できないというあなたの背中をポンと押してくるでしょう。
![]() |
池田 千恵 マガジンハウス 2009-07-23 売り上げランキング : 109424
|