通知表をもらうシーズンになりました。

はぁ・・・成績なんてなければいいのに・・・。

私も子どもの頃はそう思ったものです。

しかし、成績=評価というものは、学ぶ側にとってとても大切なものなのです。

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評価の意味

評価の一番の意味は 自分の現状を知ること です。

 

自分がいまどれくらいできているのか?
またはどれくらいできていないのか?

人から評価してもらうことによって知ることができます。
数値化してもらえば、その把握も容易になります。

評価の第一の意義はここにあります。

指導に対する評価

ただし、ここで注意したいのは、評価というのはあくまでも『指導に対する評価』だということです。

どういうことかというと、例えば合唱の授業をやって、Cだっとしますよね。
それはあなたの音楽能力がCということなのではなく、その授業での表れがCだったということです。

保護者の方から
「うちの子はピアノも習っているのになぜ音楽が3なんですか?」(5段階中3)
という質問をよく受けます。

そういう質問を受けたら、
「それは授業に対する評価だからです。
ピアノがものすごくウマイ生徒でも、合唱でものすごく小さな声だったり、リコーダーが苦手だったりしたら、成績が2になる可能性もありますよ」
と説明します。

目標との距離を知る

自分の現状を知る、というのは言い換えると、『自分と目標との距離をつかむ』ということもできます。

自分ではかなりできているつもりでも、5段階評価で3という評価をもらったら、「あぁ、まだそんなものなのか」と知ることができます。

 

他者との差を知る

これは現在の教育ではあまり重視されてはいません。
『つめこみ教育』に対する反省からです。

しかし今でも、学ぶ本人や生徒の親にとって一番気になるのは、やはり『順位』や『偏差値』などです。
人は社会的な生き物なので、どうしても他人と比較して自分がどれくらいできたか?ということを知りたいのです。

この気持ちを過度に刺激し、競争をあおるのはよくありませんが、勝ち負けも学ぶ意欲ややる気を生み出す大きな原動力のひとつです。
評価には、他者との差を知り、勝ち負けを知ることによって自分を奮い立たせる、という効果もあります。





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