大津市のいじめ事件をきっかけにして、いじめというものについてさまざまな意見が出されています。
いじめへの対処法についてもたくさんの案が出されています。
学校の信頼は地に落ちている
最近ネットで見かけた意見を箇条書きにしてみると・・・
・学校は信用するな
・直接警察に行け
・学校ではなく弁護士に相談しろ
・転校しろ
・戦わなくていい。逃げろ
・・・など様々な意見がありました。
もはや学校の信頼はここまで落ちてしまっているということです。
それでもまずは先生に・・・!
しかし、私はそれでもお願いしたい。
まずは先生に話してみてください。
こんなことを書くと
「教師が信用できないからこういう事態になっているんだろ!
大津市の事件も子どもを自殺に追い込んだ責任は教師にあるじゃないか!」
というご批判を受けそうですね。
もっともな意見だと思います。
残念ながら、教師の中には「なんで教員になったの?」という方もいます。
対応がおかしいんじゃないの?と思うケースもあります。
それは事実です。
でも、あえて私は言いたい。
もしあなたが、あなたの子どもがいじめられているのなら、まずは先生に相談してください。
あなたのことを真剣に考え、本気で助けてくれる先生がきっといます。
絶対にいます。
生徒の一番近くにいるのは担任ですが、もし話にくいようなら部活の顧問の先生でも、教科を教えにきてくれているだけの先生でもいい。
まずは誰か先生に話をしてみてください。
多くの教師は真剣に子どものことを考えている
多くの先生は熱心で、マジメです。
本気で生徒のことを考えています。
ご家庭と協力して、一緒に生徒のためになる道を探っていきたいと考えています。
教師というのはストレスフルな仕事です。
お金や生活のためだけではやっていけない仕事です。他の安定した仕事を選んだ方が絶対に楽です。
教員採用試験の倍率もとても高く、何年も講師やって食いつなぎながら、地道に努力をしてようやく教師になったという先生も多いのです。
それでもあえて教師という道を選んだのですから、それ相応の思いを持って教師の仕事をしているはずなのです。
しかし、中には変な先生もいます。
大津市の事件のように、誰も助けてくれない、という異常なケースもあります。
でも、多くの場合は先生はきっと力になってくれるはずです。
まずは信じてみてください。
まずは信頼関係が大切
大津市の事件のように学校が生徒や保護者の信頼を裏切って、関係を崩してしまうケースも時々あります。
しかし、多くの教師は生徒や保護者との信頼関係を崩さないように努力しています。
学校と家庭の信頼関係が崩れた状況で、一番苦しむのは生徒だからです。
まずは、お互いのことを信じましょう。
私たちも親は子どものことを考えてくれている、と信じています。
学校と家庭、教師と生徒との信頼関係を大切にしていきましょう。
ただし、大津市のケースのように、学校を(時には警察も)信じても裏切られてしまう場合もあります。
もしダメだったら、すぐに他の手を考えましょう。
あきらめないでください。手段はたくさんあります。
あなたを助けてくれる人は絶対にいます!